ペットの一番身近にいらっしゃる飼い主様に是非知っておいていただきたいことをまとめました。パートナーが健やかに暮らせるよう、ご一読ください。ご不明な点がございましたら、お気軽にお問合せください。
ワンちゃんにはドッグフードを、猫ちゃんにはキャットフードを与えましょう。
人間の食事は塩分が多かったり、中毒を起こすものが含まれていたりするので、くれぐれも与えないように注意しましょう。
また、ワンちゃん・猫ちゃんにおやつは必要ありません。しつけのご褒美として、少量与える程度にしましょう。
子犬・子猫の時期は育ちざかりなので、エネルギーを沢山必要とします。基本的には、生後6カ月位までは太る心配がありません。
お腹いっぱい食べさせてあげましょう。
チョコレート | 中毒を起こす |
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ネギ類 | 中毒を起こす |
鶏肉の骨 | 脆いので砕けやすく、とがった先端が消化管を傷つける |
人用肉、特にパン | 犬猫にとっては塩分が多すぎる |
慢性腎不全は、腎臓の機能が弱まって次第に悪化していく病気です。
腎臓は血液中の物質を濾過し、老廃物を取り除いてくれます。
慢性腎不全になると、腎臓はこの「老廃物を取り除く」機能が働かなくなり、血液中に老廃物が蓄積してしまい、全身的な問題へと進行していきます。
これらの症状は他の病気でもよくみられ、慢性腎不全に限った事ではありません。
このような症状が見受けられたら、診断を正確に行うためにも、主治医の先生にご相談ください。
心臓のポンプ機能に障害が起こり、身体に必要な栄養分と酸素を含んだ血液を全身へ十分に送り出せなくなった状態が慢性心不全です。多くの場合、心臓の中の弁がポンプのリズムに合わせてうまく開閉しなくなることが原因です。
重症度 | 主な症状 | 心臓の状態 | 生活上の注意点 |
発生初期 | ●目立った症状はないが、なんとなく元気がない ●疲れやすくなった ●呼吸が乱れやすい ●寝ている時間が増えた | 軽度の左心房の拡大 | ●薬は毎日欠かさずに服用 ●激しい運動は避ける ●軽い塩分制限をする |
軽度 | ●散歩に行きたがらない ●疲れやすい ●食欲が落ちた ●運動後又は興奮時に咳が出て、呼吸が乱れる | 左心房の拡大 | ●薬は毎日欠かさずに服用 ●激しい運動は避ける ●塩分の多い食事を制限をする ●できるだけ興奮させないようにする |
中等度 | ●動くことをいやがる ●食欲がない ●運動しない時も咳が出て、呼吸が苦しそう ●咳が止まりにくい | 左心房、左心室の拡大 | ●薬は毎日欠かさずに服用 ●日常生活上も興奮させ過ぎない ●塩分制限の徹底 ●散歩は排尿、排便のみにする |
重度 | ●ほとんど動こうとしない ●食欲がない ●一日中咳が出て、安静時も呼吸困難がみられる ●腹水 ●失神 | 左心房、左心室がさらに拡大 | ●薬は毎日欠かさずに服用 ●絶対安静 ●塩分制限の徹底 |
おいくつですか?お宅のワンちゃん!
こどものように育ててきた愛犬もいつかはあなたの年齢を追い越す日がやってきます。
年齢期名 | 愛犬の実年齢 |
幼齢期 | 1~6ヶ月まで |
若齢期 | 6ヶ月~1歳まで |
壮齢期 | 1歳~5歳まで |
熟齢期 | 1歳~10歳まで |
老齢期 | 10歳~13歳まで |
高老齢期 | 13歳~18歳まで |
超高齢期 | 18歳以上 |
健康管理や飼い方の進歩によりワンちゃんの長寿になりましたが、高齢化により”痴呆”であると診断されるワンちゃんたちが増えています。
以下の5項目のうち2項目以上にあてはまるうワンちゃんは「痴呆」の疑いがあります。
狭いところに入りたがり、自分で後退できずに鳴く
夜中に意味なく単調な大声で泣き出して制止できない
飼い主、自分の名前、習慣行動がわからなくなり、何事にも無反応
歩行はトボトボと全身のみで円を描くように歩く
よく寝てよく食べ下痢もしないのに、痩せてくる
規則的な運動・散歩
他の犬と遊ぶ等の刺激
年齢にあわせた食事管理
予防的・定期的な健康診断